新人さんに限らず、看護師をやってる以上、何年たっても勉強しなければいけないことが次から次へと出てきます。そこで、必要になるのが参考書!
花子も新人の頃から今までに、数十冊の参考書を購入してきました。
しかし、新人の頃って何から勉強すれば良いのか…どんな本が今後のためになるのかわからずに、今となっては無駄になってしまった本も多々あります…。
そんな中で、今必死に頑張っている新人さんのために、先輩ナースが「買って良かった」、「是非この本で勉強して欲しい」と思う参考書をまとめてみました!
看護技術を学ぶのにおすすめ
ズルいくらいに1年目を乗り切る看護技術
<目次>
1.バイタルサイン測定・SpO2測定
2.採血
3.皮下注射・筋肉注射
4.静脈注射・点滴静脈内注射
5.酸素投与
6.口鼻腔吸引
7.血糖測定
8.インスリン注射
9.一時的導尿と膀胱留置カテーテル
10.輸液ポンプ・シリンジポンプ
11.浣腸
シリーズ18万部を突破する大人気シリーズ!
現場で直面する課題を賢く乗り越えるコツが満載で、シュールなイラストを通じて楽しみながら学べます。
実践的な看護技術から先輩への報告のコツまで紹介されていて、一年目を乗り切るためのサポートとして心強い1冊になるでしょう!
看護がみえるvol.2 臨床看護技術
<目次>
・採血
・注射
・輸液
・輸血
・血糖管理
・吸引
・酸素療法
・栄養管理
・排泄ケア
・救急蘇生法
学生時代からお世話になっている方も多いかもしれない『看護がみえる』シリーズ!
この本は、写真やイラストを用いて必要物品から手順まで解説しているので、まだ物品や実技に慣れていない新人さんにおススメです。
特にVol.2 は臨床で実施する機会が多く、1年目に基本を身に着けて欲しい臨床技術ばかりです!
文字は少ないですが、基本的な臨床技術からトラブル時の対応まで学べるので、指導者さんやプリセプターにとっても、教え方のヒントが満載な参考書です!
完全版ビジュアル臨床看護技術ガイド
<目次>
1、感染予防
2、バイタルサイン測定・採血・モニタリング
3、与薬・注射・点滴
4、呼吸管理・人工呼吸管理
5、救命救急処置
6、ドレーン・術後管理
7、摂食・栄養ケア
8、保清・皮膚・排泄ケア
9、移動・移送・その他のケア
花子も愛用している『ビジュアル臨床看護技術ガイド』最新版!
目次を見てわかる通り、紹介している看護技術が多く、これを見ておけば病棟や外来で行われる基本的な看護ケアの約9割は網羅できるのではないでしょうか。
オールカラー・写真付きで見やすく、基礎知識から根拠までしっかり解説されています。
『看護がみえる』シリーズや新人向けシリーズでは情報が足りない!ドレーンの管理から呼吸管理までしっかり勉強したい!という方には、こちらがおすすめです!
先輩ナースが書いた看護のトリセツ
<目次>
・バイタルサイン、心電図
・薬剤
・検査
・輸血・血液製剤
・呼吸管理
・褥瘡・創傷、ストーマ
・栄養管理
・緊急対応が必要が病態
・糖尿病・透析
・ドレーン管理
・がん・緩和ケア
・リハビリテーション
・せん妄・認知症
こちらは大阪市立総合医療センターの先輩看護師4人が書かれた参考書で、一般的な看護技術の手順書ではなく、観察やケアのポイントをまとめたその名の通り『トリセツ』!
フィジカルアセスメントから、検査データの見方、薬剤の特徴、透析患者の観察、ドレーン管理、せん妄の予防など、看護師として知っておきたい知識を幅広く学ぶことができるので、新人さんだけではなく、先輩ナースの知識のアップデートにも役立ちます!
看護がみえるVol.3フィジカルアセスメント
<目次>
・フィジカルアセスメント総論
・身体測定
・バイタルサイン
・頭頸部のアセスメント
・呼吸器系のアセスメント
・循環器系のアセスメント
・腹部のアセスメント
・乳房・腋窩のアセスメント
・直腸・肛門・生殖器のアセスメント
・脳・神経系のアセスメント
・筋・骨格系のアセスメント
新人の頃にフィジカルアセスメントをしっかり身に着けられるかが、できる新人・できない新人の分かれ道といっても過言ではありません!
呼吸音の正しい聴取やアセスメント方法、神経系の評価など根拠から学ぶと意外に奥深い分野なので、持っておけば心強いです1冊になるハズです!
解剖生理を学ぶのにおすすめ
ぜんぶわかる 人体解剖図
<目次>
・筋骨格系
・循環器系
・消化器系
・呼吸器系
・泌尿器生殖器系
・内分泌系
・神経系
・感覚器系
・頭部の神経
・脳の仕組み
・目の構造
・肺の構造
・拍動の仕組み
・乳房の構造
・消化管の位置関係とはたらき
・尿ができるしくみ
・胎児の血液循環
・下肢の血管と神経
・手の骨格と筋肉
・下肢の骨格と筋肉
新人さんが一冊は買っておくべき解剖生理の本。どれがいいのかな~と迷っていたら、絶対おすすめしたいのがこの本です!
花子も、一番お世話になっている解剖の参考書です♪オールカラーで見やすく、しかも他の参考書に比べ安い!!
この本は持っている人が非常に多いので、買ったらなくさないよう名前を書いておきましょう♪
のほほん解剖生理学
<目次>
・細胞
・皮膚と膜
・血液循環
・神経
・感覚器
・内分泌
・骨格と筋
・呼吸器
・消化器
・泌尿器
・生殖器
・免疫
解剖生理は、苦手意識のある人も多いと思いますが、難しい細胞レベルの話もイラストや身近な事柄に例えて、楽しく学べる内容になっています!
この1冊では、看護師として必要な知識は足りませんが、解剖生理の入門書として、今後勉強する解剖生理もイメージしやすくなると思います!お値段も定価で1,000円台とお買い得♪
病態生理を学ぶのにおすすめ
「かんテキ」シリーズ
次に紹介する「病気がみえる」シリーズより看護師目線で、患者さんのケアも含めた疾患理解を深められる1冊!
看護師のかげさんの漫画やイラストもあり、現場での看護がイメージしやすい内容になっています。新人さんには、病気がみえるシリーズより、かんテキの方が個人的にはおすすめです!
「病気がみえる」シリーズ
コメディカルにも人気が高い病態生理の参考書です!
病態生理もポイントを押さえて解説されているので理解しやすく、症状や治療までオールカラーでイラストも使われているので、とても見やすいです。
消化器・呼吸器・循環器など各科ごとに参考書が出版されているので、自分が配属された部署に関連する科は、持っておくと良いでしょう!
花子は、消化器病棟に配属になった新人時代に消化器をまず購入し、なんだかんだ呼吸器と循環器疾患との関わりも多い(肺炎・COPD・心不全・Af・心筋梗塞とか…)ので、追加で呼吸器と循環器を購入しましたが、今でも役立っている参考書です。
最後に
この記事を書くにあたって、久々に本屋に足を運ぶと、おもしろい参考書がたくさん出ていましたね~!花子の新人時代よりイラストや漫画がたくさん入って、楽しく勉強できる本が多くて驚きました(゚д゚)!
勉強するぞ!と気負わなくても、通勤時間やお風呂などで気軽に読める本があるのは、毎日お疲れの新人さんにはピッタリではないでしょうか^^?
とはいえ、勉強と同じくらい、看護師には息抜きがとっても大切です♪無理をせず、自分のペースで頑張って下さいね~!!