【辞めたい…】新人看護師が退職を考える理由|気持ちが軽くなる対処法紹介!

新人の退職理由

厳しい実習、そして国家試験…。いくつもの壁を乗り越えて、スタートした看護師としての日々!

しかし、いざ働いてみると「こんなハズじゃなかった」「もう辞めたい…」と、感じる瞬間も決して少なくありません。実際、日本看護協会の調査によると、新卒看護職員の離職率は10.2%(2022年)。1年以内に10人に1人が退職の道を選んでいます。

そこで今回は、新人看護師が「辞めたい」と思う理由と、その乗り越え方をご紹介します!
ちょっとでも心が軽くなるヒントになればうれしいです

目次

1,人間関係の悩み

新人看護師の悩みの中でも特に多いのが「人間関係」。
特に、指導をうける先輩看護師のクセが強い場合、毎日の出勤がどんどん憂鬱になりますよね…。

そこで、新人5人が全滅した病棟で働いていた私が、大切だと感じたストレスへの対処法を紹介します♪
(↑お局2人と、外科Drのパワハラがひどい病棟でした...)

乗り越え方①同期とグチる

同期と各病棟・外来にいるヤバい先輩情報を共有しましょう!
共有しながら笑い飛ばすことで、気持ちが軽くなるでしょう。

乗り越え方②先輩を持ち上げておく

​人間関係で悩む原因として多いのが、“ちょっと怖い”先輩ナースの存在。

そんな先輩には、「〇〇さんの指導、ほんと勉強になります!」「選ぶお菓子センス良すぎですね!」など、さりげなく尊敬アピールしてみるのもひとつの手!
好かれていると思った相手に、敵意むき出しにする人は少ないので、急に態度がやわらかくなることもありますよ♪

乗り越え方③ひたすら動く

「とにかく動く」
これこそ、多くの先輩看護師が新人時代を乗り越えるために実践してきたサバイバル術です!

先輩に目をつけられないよう、ナースコールを率先して取ったり、トイレ介助を積極的に行ったり。

一見ハードな方法ですが、動いているうちに仕事の流れもつかめてきて、自信にもつながることがあります。“動いてやり過ごす”のは、シンプルだけど意外と効果的な乗り越え方なのです!

理想と現実のギャップ

患者さんに寄り添う看護がしたい、命に向き合う仕事がしたい!!と現場に出たのに、実際は「時間に追われて話を聞く余裕がない」「介護や事務仕事が多すぎる」と現実にギャップを感じて戸惑う方も少なくありません。

乗り越え方①理想は捨てず、今出来ることをする!

理想としていた「患者さんとの深い関わり」は、1年目から見える形では得られないかもしれません…。

ただ、日々の雑務や細かい仕事の積み重ねこそが、患者さんの安心や回復につながっている。それを少しずつ実感できるようになります。

たとえば、薬の準備を丁寧にすること、食事を配膳する際にさりげなく声をかけること、ナースコールにすぐ対応すること。それら一つひとつが、患者さんの「ありがとう」や安心につながるんです。

その中で、自分のスキルも上がり、1~2年してある日ふと、「あ、これが看護なんだ」と気づく瞬間があなたにも来るハズです

医療事故への不安やプレッシャー

医療現場では、「点滴が急速投与されていた」「痰がつまって呼吸停止した」「点滴が漏れて壊死を起こした」など、日常の「うっかり」がおおきな事故につながる可能性があり、その責任の重さに耐えきれなくなる場合が多いようです。

乗り越え方① 自分を責めすぎない

先輩たちも、たくさんの失敗を経験してきたからこそ、その怖さを知り、勉強と努力を重ねて成長してきました。

新人のうちは、ミスをしてしまうのは当たり前。大切なのは、1年かけて少しずつ成長していくことです。
周りと比べる必要はありません。昨日の自分と比べて、少しでも前に進めていれば、それは立派な成長です!

乗り越え方② 復習・勉強する

正直、看護師10年していても、知らない事は次から次へと沸いて出てきます。

少しずつ自信をつけるために、“分からないことをそのままにしない”のが大事。業務中に出てきた疑問をメモしておいて、後で調べたり先輩に聞いたりする習慣をつけましょう。

3. 労働時間が長い・体力的にキツい

看護師の仕事は、想像以上にハード!

日勤と夜勤の不規則な生活リズム、座る時間もない毎日…。心も体もクタクタになって、「これ、続けられるかな…」と不安になることもありますよね。

乗り越え方①ご褒美を用意してモチベ維持

夜勤明けに食べるお気に入りのスイーツ、休日の推し活、カフェ巡りなど、自分だけのご褒美を作っておきましょう!

「これがあるから頑張れる!」というモチベーションがあるだけで、しんどさも少しやわらぎます。

乗り越え方②とにかく寝る!

睡眠は心身の健康を守る土台です!

日勤後は遅くても0時に寝る!とルールを決めるのも◎!

夜勤明けもついスマホを見たり、だらだら過ごしてしまいがちですが、短くても“質のいい睡眠”を意識することで、疲れの取れ方が全然違います!

国立精神・神経医療研究センター(2019年)によると、夜勤後に5時間以上の睡眠を確保したグループは、3時間未満のグループに比べてストレスホルモン(コルチゾール)濃度が30%以上低かったという結果があります!

4. 給与・待遇への不満

「こんなに忙しいのに、この給料…」「夜勤もしてるのに手取りが思ったより少ない…」など、給与や待遇への不満は、仕事へのモチベーションを下げる大きな要因のひとつですね。

乗り越え方①将来への“自己投資”と考える

今の給与が満足できないとしても、「ここでの経験が将来につながる」と思えるのであれば、今は“土台づくり”の時期ととらえ、割り切るのもひとつの手。

乗り越え方②他の職場の給与・待遇を確認

「この職場しか知らない」という状態だと、余計に不満が膨らみますよね!

転職をすぐにするつもりがなくても、他の病院や施設の待遇を調べてみると、「ここは恵まれてる部分もあるかも」と気づけることもあります。

看護師専用の転職サイトでは、今の給与や待遇が妥当なのか、似たような病院・施設の給与を教えてくれるので、一度登録・相談してみるのもおすすめ!

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【体験談】お看取りでいただいた忘れられない言葉

私が新人時代、「辞めたい」と思いながらも、看護師を続けてこられたのは、ある出来事があったからです。ここでは、その体験をお話したいと思います。

新卒で、消化器・外科病棟で働き始めて2ヵ月が経った頃、初めて看取りの場に立ち会いました。
ある患者様の最期に、先輩看護師と一緒に関わることになったのです。

個室に入ると、ベッドの横には奥様が静かに付き添い、窓辺で読書をしていらっしゃいました。
80代とは思えないほど品があり、元美容師だったというその方の佇まいに、私は思わず見とれてしまいました。

その穏やかな空間と、「お看取り」という経験の重さに、保清をしている最中、私はどうしても感情が抑えきれず、涙がこぼれてしまいました。
慌てて病室を出て、トイレで涙を拭き、どうにか気持ちを立て直して戻ったとき――

奥様は私に微笑みながら、こう言ってくださいました。

「あなた、いい看護師になるわね。」

その瞬間、申し訳なさと恥ずかしさで胸がいっぱいになりました。
奥様のつらい時間に、私の未熟さで気を使わせてしまったことが悔しかったです。

でもそれ以上に、その一言が私に大きな力をくれました。
「この言葉に恥じない看護師になろう」と、強く思いました。
今でもつらい時や迷った時、その奥様のやさしい笑顔と言葉を思い出します…

それから何度も辞めたいと思いましたが、この出来事があったから、私は辛い時期を踏ん張り、「いい看護師」を目指して今まで働いてこられたのかもしれません。

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