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訪問看護とは?
病気や障害がある人の住居へ看護師が訪問し、主治医の指示や連携により療養上の世話や診療の補助を行うサービス。
1回の訪問で30~60分、1日に4~5件回ることが多く、基本的には看護師1人で訪問するが、入浴やリハビリなど1人で危険と判断した場合には2人で訪問する。
訪問看護の特徴
- 赤ちゃんからターミナル期の方まで幅広い看護を提供する。
- 利用者は医療保険または介護保険で利用できる。
- かかりつけ医の指示のもと医療行為を行う。
- ケアマネージャーや作業療法士など他職種との連携してケアを行う
訪問看護師の役割
主な仕事内容
- 療養上の世話(洗髪、入浴、食事、排泄)
- バイタルサインのチェック
- 医師の指示による医療行為(点滴、注射、採血)
- 医療機器の管理(HOT、人工呼吸器など)
- 排便コントロール
- ターミナルケア
- 褥瘡処置
- リハビリ
- 家族への介護指導、相談
- 内服管理など
幅広い看護を提供
ケアの内容は、患者さん一人ひとり違い、必要な疾患への知識、医療行為も幅広い分、周りのスタッフと一緒に勉強しながら成長していけるやりがいのあるお仕事です。
『障害を持った方からターミナル期まで自分が看ることが出来るのかな?』と不安な方も多いと思いますが、訪問看護は、教育を大事にしているところが多く、やる気があれば新人看護師や1年目の看護師を採用しているところがあります。
患者さんや家族のそばに寄り添う看護
自宅で療養している患者さんは、独居の方も多く、何か困っていることはないのか?どうすれば、患者さんの負担が少なく自宅で療養できるのか?を患者さんの気持ちや病状を含めて考えケアすることが大切です。
また、患者さんだけではなく普段介護している家族の相談に乗ったりアドバイスをしたり、時には社会資源の提案を行ったり、病院よりも患者さんと家族との距離が近く、寄り添う看護を提供することができます。
訪問看護の給料
訪問看護の平均年収は450~550万円と言われていて、夜勤はないけれど、病棟並みに貰えます。
いいところは、年収600万円もらえるところもありますが、業務内容も異なるため、業務内容と給料を見比べて選ぶことが、訪問看護の転職では必須です!!
※訪問看護に入職する前に注意すること!
訪問看護でも、夜間呼び出しがあるところ、1日の訪問件数が多い所、病院との連携が薄いところ、新人のフォローがない事務所があります。
入職してから自分が困らないよう、そのあたりはしっかりと確認しておきましょう!