偶発性低体温症
偶発性低体温症とは?
深部体温が35℃以下に低下した状態
原因
分類
体温低下の程度によって、軽度・中等度・高度の3分類に分けられる。
重症度分類
軽度低体温症 |
35℃以下 |
中等度低体温症 |
32度以下 |
高度低体温症 |
26度以下 |
症状
- 軽度
- 骨格筋の戦慄
- 中等度
- 戦慄は消失、反射の低下
- 高度
- 筋硬直、感情鈍麻~昏睡、頻呼吸~徐呼吸 、頻脈~徐脈~心停止
30度以下ではJ波(オズボーン波)出現
対応・治療のポイント
- 湿った衣類を脱がせ、電気毛布・温かい補液
- 心電図モニターにて波形と血圧監視
- 補液を十分に行う
- 重症例には、内加温法
→腹腔内洗浄、胸腔内洗浄、体外循環、PCPSなど
保温による血管拡張により、血圧低下の可能性があるため、血圧の変化に注意して観察する!