カテコラミンはカテコールアミンとも呼ばれる副腎髄質ホルモンで、アドレナリン・ノルアドレナリン・ドパミンが知られている。
副腎髄質は、交感神経で支配されており、交感神経の緊張により、血中にカテコラミンが放出される。
放出されたカテコラミンは血管・心臓・気管支・腎血管にある、α1、α2、β1、β2受容体にそれぞれ作用する。
商品名:アドレナリン・ボスミン・エピネフリン
商品名:プレドパ・イノバン
→ドパミン600㎎ 投与速度1~3ml/h(体重50㎏の場合)
β作用により、腎動脈拡張し利尿作用が期待できる。心収縮力も少しはある。
→ドパミン600㎎ 投与速度3~10ml/h(体重50㎏の場合)
α・β1作用により末梢血管の収縮と心収縮の増大により血圧上昇。利尿作用はなくなると考えていい。
→ドパミン600㎎ 投与速度10ml/h以上(体重50㎏の場合)
α作用が強く、血管抵抗が上昇し、血圧上昇がみられる。
後負荷が増大するため、さらに心収縮力を上げたい場合には、ドブタミンなどの血管拡張薬との併用を考慮する。
商品名:ドブトレックス