就職・転職の時に、まず必要となるのが履歴書。
書く機会も少ないので、「どんなタイプの履歴書を用意すればいいか?」「証明写真はどこで撮るか?」など準備段階から、アレコレ疑問がでてくると思います。
そこで、看護師の就職・転職に適した履歴書や、証明写真の撮り方やマナーについてまとめてみました。
看護師の履歴書の選び方
履歴書の種類
履歴書には、一般的なJIS規格、その以外にも転職者用、就職活動用、一般用、パート・アルバイト用などさまざまな種類の履歴書があります。
基本的な項目は一緒ですが、細かく見てみると以下のような違いがあります。
JIS規格
最も一般的なのがこのJIS規格(国が定めた標準規格のこと)。
コンビニや100均で手に入りますし、就職・転職・パートどんな場面でも使用することができます。
特徴は、学歴・職歴欄が多く、自己㏚欄が少ないところ。
転職や職歴などがアピールとなる方には向いていますが、志望動機や自己㏚欄を充実させたい看護師にとっては、少し使いづらいのかもしれません。
転職用
転職用の履歴書は、今までの職歴を細かく書く職務経歴書がセットになっているタイプが多いです。
こちらは、面接先から職務経歴書を求められた場合に利用すると良いでしょう。
一般用
趣味や特技・自己㏚欄が多めなのが特徴です。
応募が殺到しそうな好条件の病院に応募する時など、自分を最大限に売り込む為には、一般用のフォーマットが良いかもしれません。
パート・アルバイト用
希望の勤務日や時間を書く欄があり、志望動機や自己㏚欄が少ないのが特徴です。勤務できる時間が曜日で異なるパート勤務の方におすすめです。
大きさ
大きさは、A3用紙を2つ折りにしたA4サイズと、B4の用紙を2つ折りにしたB5サイズのものあります。
選び方としては、志望動機や自己㏚をたくさん書きたい人はA4サイズ、非常勤などであまり書くことがない人は、余白を作らないためにもB5サイズを選ぶと良いでしょう。
実際に、新卒採用ではA4サイズを選ぶ人が多く、中途採用やパートの場合、B5サイズを選ぶ方が多いようです。
ただ、用紙の大きさで選考が不利になったりするようなことはないので、どちらでも大丈夫です。
※面接先からサイズ指定がある場合には、必ず厳守しましょう!
履歴書はパソコン作成でもOK?
今は、無料ダウンロードできるフォーマットを使用して、履歴書を作成することができます。
看護師の就職・転職時にも、パソコン作成した履歴書を使用しても問題ありません。
ただし、パソコン入力を好まない年配の方も少なからずいるため、絶対に入職したい職場は「手書きした方が良い」と言われています。
特に昔ながらの医療施設で、紙カルテのところは、手書きの方が印象は良いと思います。
また、パソコン入力した場合にも、名前だけは手書きで書くのが一般的になっています!名前・ふりがなの欄は空白にして印刷し、最後に、名前を丁寧に手書きしましょう。
花子も使わせてもらったマイナビの履歴書フォーマット
ダウンロードはこちらから
→https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/sample/download#rireki
証明写真の撮り方
撮影できる場所
写真は、3ヶ月以内に撮影したものを貼るのがマナーです。
新しい写真がなければ必ず写真館やスピード写真機で撮影を行いましょう。
特に、写真館はプロがアドバイスを受けながら一番キレイに仕上がるので、おすすめです。
料金は、チェーン展開する写真館「カメラのキタムラ」で4枚1,500円~と良心的な値段で撮影することができます。
スピード写真機は、6~8枚で700~1000円程度で撮影できます。
転職やパート勤務はこちらでも十分でしょう。
自宅のデジカメでも、背景を白無地にして撮影できないことはないですが、影ができたり顔色が暗くなって、”手抜き感”は明らかです。
やはりそうなると、相手側の印象は良くないので、写真館またはスピード写真を使用するのが望ましいと言えます。
撮影時の服装
服装は、基本的にはスーツまたはジャケットが常識です。
中には、清潔感のあるシャツやブラウスを着用しましょう。
撮影時の表情
人は第一印象で無意識のうちに好き・嫌いを判断しています。
特に看護師は、接遇が重要視される職業なので、証明写真の表情には気を付けましょう。
表情は、真顔よりも、歯を見せずに柔らかく微笑むくらいの自然な表情が好印象を与えます。
上目使いや、目をパッチリ見開いたり口角を上げ過ぎないように注意しましょう!
写真の大きさ
写真のサイズは4㎝×3㎝が一般的です。
写真館では指定の大きさにカットしてくれますし、スピード写真でも履歴書用の写真サイズを選択することができます。