自宅での生活が困難な方に対し、自宅での復帰のために、一時的に医療・介護を提供する施設。
老健は、病状は安定している方が多いので、医療処置は少ないですが、自宅での生活を目指しリハビリを行ってADLの向上を図る施設なので、患者の回復を目で見て感じることのできるお仕事です。
また、病状が悪化することも少なくないため、健康管理、病状の観察も大事な役割になります。その時は医師との連絡を取ったり、施設内には介護士の割合が高いため、急変時の対応を看護師が中心となり行わなければならず、臨機応変な対応が求められる責任ある立場になります。
先ほどもお話しましたが、看護師よりも介護士が多い現場です。 具体的には看護職(準看・正看)及び介護職員の場合は「利用者と看護・介護職員3:1以上の比率で配置」するようになっており、看護職員と介護職員の配置割合は看護職員が7分の2、介護職員が7分の5となっています。 この基準の利用者と看護・介護職員3:1以上というのは、雇っている人の数であり、実際に3:1で勤務しているわけではなく、もちろんそれより少ない人数で見ることになります。
夜勤では、利用者100名に対し、介護士4名、看護師1名くらいの体制で勤務しているところが多くなるため、1人20人の割合で、トイレ介助やおむつ交換を行います。
また、老健では、看護業務と介護業務に大きな境目はなく、介護士も看護師も対等な立場で協力して業務を行っています。しかし、職種間の考えには違いが必ず生じるもので…実際に、介護士―看護師間の衝突も多い現場なのも事実です。
そのため、老健への転職を考えるときには、職場の人間関係を知っておくことが重要になります。転職サービスでは、勤務体制を含め、内部事情も教えてくれるので、その点はよく確認してから入職を決めることをおすすめします。
病院勤務よりは低めで、年収450万前後のところが多いです。
業務は2交代制のところが90%以上で、夜勤手当が付くため、夜勤回数により、さらに年収は増える可能性があります。残業時間は少なく、月5時間程度です。 夜勤のない非常勤・パートでの求人も多くあり、時給は1300~1500円程度で、病院と比較しても同程度と考えてもらっていいと思います。
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もちろん求人数・対応施設も業界TOPクラスで年間8万人の看護師に利用されています。
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