退職しようと考えていても、具体的に何月に退職するかは悩むところではないでしょうか。
看護師の求人募集は年中行われているので、実際何月に退職しても、転職先は見つけることができますが、より好条件の職場選びや、働きながらの転職先選びは、タイミングを考えながら行う必要があります。
転職時のタイミングとして考えるべきポイントは、ボーナス支給後であること、求人数が豊富な時期であることです。
1、ボーナス時期
ボーナス前に辞めるのは勿体ないですから、ボーナスをしっかり貰ってから、退職しようと考える人が多いです。ボーナス時期は、各施設に多少違いがあるかと思いますが、夏のボーナス時期の7月・8月に、冬のボーナス時期の12月には、退職者が出る分、看護師の求人数も増加する傾向があります。
人気の医療施設はボーナス時期の退職者を見越して、早めに求人を出しているところもあるので、退職時期の2~3ヶ月前には転職先を探し始めることをお勧めします。
2、求人数が豊富な時期
最も求人数が増える時期=最も退職者が増える時期とも言えます。
仕事の区切りがつく、年度末にかけて退職者が増える施設が多いので、欠員が出る分、10月~3月にかけては、求人数もグンと増加してきます。
しかし、ここで注意しなければいけないのが、転職先を探すタイミングです。
忙しい新年度に欠員が出ては、医療施設側は業務に支障をきたすため、不足がないように、9月~10月から求人を出して人材を確保しようと動きます。
そのため、自分が年度末に退職となって、2月・3月から転職先を探しては、好条件の求人はほとんど埋まってしまっている可能性があります。
年度末に退職となれば、転職激戦区ですので、9月~10月から転職先を探し始めるのがベストなタイミングだと言えるでしょう。
人気の看護師転職支援サービスでは、転職が半年先でも求人を探してもらうことが可能なので、転職を検討中の方は、早めの登録・活動をお勧めします。
※逆に、転職は避けた方がいい時期
5月・6月
年度初めは新卒者が入職し、新人教育にも人手が取られるため、周りのスタッフのことを考えると、避けた方が良い時期と言えます。
7月・8月に退職を希望する場合にも、プリセプターや委員会など重要な役割を担っていれば、退職後に他のスタッフに負担が大きくなってしまいます。
新年度になる前には、所属長へ退職を申し出て、部署内の役割は調整してもらうことが必要になります。
GWや年末年始の連休時期
この時期は、休み希望が殺到し、人手不足に追い打ちをかけてしまうため、上司も周りのスタッフもいい印象を持ちません。
また、忙しい時期の退職は、年休消化が出来ないというリスクも生じ、ただ働きすることになってしまいます。