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バセドウ病(甲状腺機能亢進症)

バセドウ病とは?

甲状腺ホルモンの過剰生産・分泌をきたした自己免疫疾患。

原因と病態

免疫異常により、自分の甲状腺を異物とみなして自己抗体が産出。通常は甲状腺刺激ホルモンTSHが甲状腺を刺激し、ホルモンを出すのだが、この自己抗体が絶え間なく甲状腺を刺激し続けるため、ホルモンが過剰に分泌される。

症状

メンゼブルクの3徴~バセドウ病の代表的な3症状
・眼球突出
・頻脈
・甲状腺肥大

そのほか、甲状腺の過剰分泌により、動悸、発汗多過、体重減少、手指振戦、微熱、血圧上昇などがみられる。

合併症

検査

治療

手術

甲状腺の一部を切除することで、甲状腺ホルモンの量を調整。 再発の危険性は低いが、嗄声や、甲状腺機能低下症を発症する危険性がある。

アイソトープ治療

放射性ヨード薬を内服し、放射線で甲状腺の細胞数を減らす治療法。 内服で治療でき、再発の危険性は低いが、これも甲状腺機能低下症を発症することがある。 また、放射性薬剤を内服するため、治療中、治療後も1年ほど妊娠は控える必要がある。

手術

抗甲状腺薬により、甲状腺ホルモンの分泌を抑制。 薬剤の調整により、ホルモン量が正常となれば、症状が改善するが、完治は難しく再発もしやすい。

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