術後合併症―術後出血

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術後合併症の予防

術後出血は、手術中の止血が不完全であったために起こるのが大半数。まれに血管の結紮糸がはずれておこることもある。

出血性素因である患者や、手術前に血液凝固阻止薬を使用していた患者などは、術後出血の危険性が高いため、手術前には既往歴や内服薬の内容をよく確認し、医師の指示を受けて、手術数日前には血液凝固阻止薬の服用を中止するなどの処置がとられる。

術後出血の部位

腹腔内の血管、消化管吻合部、切開創

観察

  • 腹腔ドレーンの排液の性状…排液が赤くなると腹腔内出血の可能性あり。
  • 経鼻胃管の排液の性状…排液が赤くなると消化管吻合部からの出血の可能性あり。
  • 創からの出血…出血があれば切開部からの出血。
  • 腹部から背部に皮下出血斑…出血が皮下に広がっている徴候。
  • 内服情報…抗凝固剤などを内服していればリスクが高まる。

ショックを見逃さないために、顔色や末梢冷感、冷汗、尿量の変化、バイタルサインなどの全身状態を観察することが重要!!

対応

術後出血は、術後24時間までが特に危険性が高い
止血後2~4日たってから再出血する場合もあり(感染による創部離開が多い) 抜糸したあとも、出血状態や創部感染、浸出液の性状を観察する。

ドレーンないが塊血で閉塞しないよう適宜見るキングしたり、停滞した血液を流したり、こまめに行う。
出血量が100ml/h以上の場合は、すぐに医師へ報告する。出血し始めれば、症状の進行は早く、出血性ショックを起こす危険性があるので、早急な対応が重要!!

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